引きこもり女子会に参加してみました
結構前のことになってしまいますが。
昨年の話です。
昨今話題の?「引きこもり女子会」というものに参加してきました。
数年前からそういうのが盛り上がっているらしい、というのを確か新聞で読んだのですが、私はちょうどその頃は妊娠出産の時期だったのでずっと参加はできませんでした。
少し生活も落ち着いて、外に出たいけれどどうしようか…と考えた時、やっぱり自分がまず行けるのはこういうところだ、と思って。
思い切って参加してみました。
(今はコロナ禍で開催もかなり減っていましたが、徐々に復活?してきているようではあります)
参加する当日はでも、本当に緊張しました。
何度かこういう集まりは参加しているとはいえ、やっぱり会場に向かうまでの道のりは、何度も恐怖が襲います。
もう帰ろうか、何度もそう思いながら、向かいます。いつもです。
こういう場所っていうのは実は、本当の自分をさらけ出す場所、なのかもしれません。
だから怖いんだけど。
だけどとても、大事な場所なんだと思います。終わってみると。
ほんの少しのチャレンジ、そういうことを何度となく経験するということが
「生きている」ということなのかもしれない…。
行きの電車では、そんな大袈裟なことを思ったりしながら向かっていました。
当日そこで話した内容というのは、ここでは書くことはできませんが。
とても穏やかで、和やかな雰囲気でした。
そういうのはやはり女性特有の持ち寄る雰囲気というか、空気感なのかなと思います。
そして不思議ですが、私はこういう集まりに参加すると、なぜか涙が出てくるんですね。
それは帰りの話ですが。
疲れと、緊張が解放されたのと、色々な感情が沸き起こるからだとも思いますが。
それと同時に、参加した人たちが、すごくいい顔をして帰っていくからなのかな…なんて思ったりもします。
ここに来れてよかった、話を聴いてもらえてよかった、そう言って、皆さん帰って行く気がします。
(もちろん、全員というわけではないですが)
時には自分がそういう思いで、話しながら泣きそうになっていることもあったり。
他の人のそういう姿を見ることがあったり。
そういう光景を見ると、なぜかいつも、自分が泣きそうになります。
他の人のそんな姿を見られる場所って、なかなかないのかな、と思うので。
こういう経験って貴重だな、といつも思います。
私はいつもあまり自分の話はできない方なので、だいたい話を聞いてるばかりなのですが。
ほんの一瞬でも、その場だけだとしても、
自分でもこうやって人と繋がることが出来るんだ、って実感して。
帰りにはちょっと、涙が出たりしますね。
たぶんその場にいる人たち皆がそう思うから、余計にそうなのか。
変な話かもしれないけど、私だけかもしれないですけど…
引きこもり女子会、ちょっと感動したりします。笑
そんな風に思って参加してる人はいないかもしれないですが…。
私が鬱で、結構ガチに引きこもりしていた頃は、そういう当事者会というのはだいたい男性が主体でした。
話題もやはり、就労、社会復帰の話が中心でした。
あとはお金のことでしょうか。
どうやって仕事をするか、あるいは仕事を創っていくか、どうやってお金を稼ぐか、ほとんどがその辺の話に終始するといった印象でした。
もちろん、自分もそのことには関心がありましたし、色んな方がいて、色んな考えがあって、とても勉強になったし、毎回いい経験でした。
けれど、その中では女性はやっぱりちょっと違うことも話したいよね、みたいな声がちらほら。当時から出ている感じでした。
自分もそれは感じていました。
なので、女子だけの女子会ということを聞いた時、それはいいなぁ、とすごく思いました。
たぶん、女性の話したいことっていうのは、引きこもりでもそうじゃなくても、そんなに変わらないのかもしれないと思います。
女性というのは、身近な生活を楽しむ生き物ではないかと思うので。
生活全般を楽しみ、そして何より人と繋がって、人と話すこと。
それも、何気ないささいなことを。
なので、どう生きるか、みたいな、そういう難しいことよりも
誰か、会う人がいる、話せる人がいる、そういう場がある…
それだけで生きていける、みたいな気持ちになれるのかもしれないなぁ、みたいに思いました。
そして、女性は何を話すかということよりもまずは、ただ話すこと、ただ人の話を聞くことで癒される人も多いのかななんて感じます。
女性は意外と、孤独感が癒されたら楽になっていける人は多いような気もします。
というわけで、女性だけの繋がれる場、というのはとても大事ではないかと、個人的には思っています。
また機会があったら参加してみようと思います。