こもり女子Polar Star

ひきこもり女子としての色々。

本家UXひきこもり女子会は熱量が違う

 

「ひきこもり女子会in表参道」に参加して参りました。

 

本当はこれは女子会としては3回目の参加で、この前にもう一箇所参加していた会があるのですが、

なんとなくこれは今の勢いのまま上げた方がいいような気がして先にアップしてみます。

 

女子会のレポートばっかりのブログになってますがご了承くださいませ。

 

 

主催者は本家本元「ひきこもりUX会議」

というわけで、ひきこもり女子会in表参道です。

こちらはひきこもり女子会を広めた本家本元「ひきこもりUX会議」のスタッフの方々が主催している女子会です。

 

ひきこもりUX会議って何じゃい、という方はこちら↓

一般社団法人ひきこもりUX会議 | オフィシャルサイト

 

2014年から始まったと言っていましたかね。

私はちょうどその頃当事者会に参加していた頃で、このUX会議の第一回を見に行きました。

スケールが凄かったです。

確か大きなホールで、何百人?規模だったのかな。

引きこもりって本当にこんなにいるんだ!って思った記憶があります。

 

 

参加した印象

さて、そんな今回の女子会も、おそらく知名度があるのでしょうか。

参加者が約80名前後と、かなりの大人数でした。

 

会場に着いたのは五分前ぐらいなのですが、一瞬帰ろうかなと思ったぐらい。

こんなに参加者いるの?と思ったのが最初の印象です。

 

ですが、さすがは慣れていらっしゃるスタッフの方々、場の作り方がすごく上手いなと思いました。

司会進行で前に出ていたお二人はとても穏やかで明るく、親しみやすさを感じさせる人柄で。

 

とは言っても、自分の経験を語る時には熱く、熱量が込められていたりして、そういうところがとても胸に刺さりました。

 

 

前半~グループトークの入り方が自然

前半は手短かに纏められた主催者の方の引きこもりの体験談。

それが、やはり自分の経験とも重なる部分が多くて、私は今ではそんなに重苦しい感情は感じないのですが、当時を思い出して、やっぱりちょっと泣きそうになりました。

 

そしてたぶん、この会場にいるほとんどの人たちが、多かれ少なかれきっと同じような経験をしているんだなと思うと、上手く言えないのですが、一体感のようなものを感じて。

そうか、皆同じ仲間だ、と思えたり。

 

 

そしてそうやって気持ちが入ったところでの、グループトーク開始という流れが、よく考えられているなぁ~とか一人感心していました。

 

そして、全体の進め方、仕切りの手際がとても秀逸。

初対面の人たちがいきなり話すってなかなか難しいことだと思うんですけど、ちゃんとトークのテーマ、トークの入りの自己紹介の仕方、というところまで用意して下さっているので、話し始めるとすんなりとトークに入れるんですね。

 

私はなぜかこういう場の進行みたいなところがすごく気になってしまうところがあるので、今回は本当に素晴らしいーと思って参加していました。(何を見ているんでしょうか…)

 

 

そしてトークの内容はやはり書けませんが、自分が話したことならギリいいのかな。

一つだけ言うなら、音楽の話で盛り上がりましたよ。とだけ。

本当に普通の会話ですよね。

だけどこういう普通の会話に、引きこもりという人々はどれだけ飢えていることかと思います。

私ももちろんそうです。

家族以外の人とここまで楽しく盛り上がったのは本当に久しぶりです。学生の頃以来かも。

 

引きこもり女子会、と言いながら、会場の雰囲気は本当に明るく、軽いです。

そして皆さん本当に楽しそう。

 

 

全体的に熱気がすごい

テーマトークは20分×3ターン。(筋トレメニューみたい…)

 

これは、正直結構疲れます。

トータルにして約一時間、ですもんね。

 

だいたい4~5人ずつテーブルに分かれて会話するのですが、3回ともメンバー替えがあるので、数えると結構な人数の人と会話していることになりますね。

 

普段、家族意外と話す機会が本当にないので、すごく貴重な経験だと思いました。

 

でも、何より、すっごく楽しかった!

 

 

私は初めてこの女子会を知ったのは確か新聞記事だったような気がするんですが、熱気がすごい、みたいに書かれていたんですよね。

 

いやいや、ひきこもりが熱気ってwと思っていたんですけど。

 

本当に会場は熱気に包まれていました。

 

それってでも、きっと集まった人数が多いというのもあるけど、UX会議のメンバーの方たちの力だなぁと、すごく思いました。

 

真剣さと熱意がすごく伝わるわけですね。

 

仕事でもボランティアでやってるわけでもない、本当に自分の生き様を示すために、そして自分たちと同じような人たちのために、という、私利私欲のない純粋な気持ちと、

 

そしてこれはたぶん参加した人全ての人に言えると思いますが、

皆さん本当に優しい。温かい。

 

きっと皆が繊細なので、人のことを気遣えるし、相手を傷つけないようにと、そうやっている姿勢がすごく見えます。

だからこそきっと疲れてしまうんだろうとは思いますけれど。

 

こんな優しい人たちが社会の中で追いやられて苦しんでいるというのはちょっと納得いかないなぁと、

私はそういう普段社会がどうこう、みたいなことはあんまり考えない人なのですが、ちょっと色々な熱気が伝染して、そんなことを思いました。

 

 

帰り際に更にスタッフの優秀さを知る

全部が終わって、アンケートも書き終わり、でも少しだけモヤモヤしていた私は、スタッフの一人の方に少しだけ相談をしてみました。

何気なく、ちょっとどうしたらいいですかねー、みたいに軽く話してみたのですが。

そうしたら思いがけずすごく真剣に答えてくださって。

しかもその言ってくださった言葉は、そこらのカウンセラーよりもすごく為になるアドバイスで。

わー、さすがだなぁ、本当にこういう悩みをいっぱいくぐり抜けてきているんだなぁと思って感動しました。

 

そしてなぜか終わった後もずっと帰らずにいる参加者さんの多いこと。

一回で友達になれるんでしょうか。それとも常連さんなのかしら。

私はそういうことって全く出来ないので、ちょっと羨ましいなぁとか少しだけ思いながら帰りました。(内心はめっちゃ羨ましい。笑)

 

 

まとめ

規模の大きい本家本元のひきこもり女子会ですが、個人的にはすごくおススメです。

軽いイベント参加、ライブ参加みたいな楽しさがあります。不思議ですね。

 

とはいっても来るまでがハードル高いかな、とは思いますが。

表参道のど真ん中、青山通りという日本で一番ハイソでオシャレな通りをひきこもりに歩かせるって、なんかの罰ゲームかなと参加する前は思ったりしましたが。

そういうハードルを乗り越えても参加する価値はある気がします。たぶんですが。

 

ですが、たぶん、こんなところまで来られない、参加することなんてできない、という人の方が多いかもしれません。(地理的にも…)

私も10年前とか不登校の頃だったら、絶対都内なんか出れなかったし、この記事を見たら悔しくて泣いたかもしれません。

 

そういう意味では、色々な規模の女子会、身近に参加できる居場所が全国各地にあることが理想だよねと、いつもそう思っています。

 

そして今現在こういうひきこもり女子会が盛んなのは、東京でいうと西東京の方ばかりなのです。(ローカルな話題で申し訳ないです)

私は千葉県在住ですが、行きやすいのは東東京の方。

西東京まで行くのは結構遠い。

というわけで、東東京側の方も盛り上がってくれないかなぁと、そんなことを最近思っています。

 

地元の方で何かやれたらいいなぁ…なんてことを、自分でもぽつぽつと考え始めています。

 

 

それでは、長い文章を読んでくださってどうもありがとうございました。