今年のバラ写真とバラ語り
バラというかもはや紫陽花が咲く季節になってしまいました。
今年はバラシーズンの5月はやたら雨が多くて、
ちょっと咲いたら雨(+風)、ちょっと咲いたら雨、で…
綺麗に咲き揃った時がなくて、結構ショックで落ち込んでました。笑
そんなんですっかり季節外れにはなってしまいましたが、雨の合間に撮った写真を載せてみます。
こちらはルシエルブルー。
いつも最初に咲くトップバッターのバラです。
青というか藤色の丸っこい可愛いバラです。
似てるんですが、これはシャドウオブザムーン。
名前が素敵✨
雨で少し花びら汚れたりしてます。
これは咲き始めた頃のローズシナクティフ。
大輪でふわっと咲くフランスのメーカーのバラです。
香りもすごくいいのでお気に入りです。
こちらはプチ・トリアノン。
マリーアントワネットが移り住んだ離宮の名前のバラです。
これ好きなんですよね。
ベビーピンクの色合いがすごく好きで、鉢を大きくしたら今年は多めに咲いてくれたのですが、
これも雨で花びらがちょっと汚れちゃったりしてます。
これはチェリーボニカ。
と、下二つのミニバラはドリフトローズ。
地植えにしたらどんどん広がる広がる。
よく咲くし、収集つかなくなってます。笑
そしてナエマ。
これもフランスのメーカー、デルバールのバラ。
好きなバラなんですが、地植えから鉢植えに移植して、花がちょっと小さくなってしまいました。
けど、可愛く咲いてくれてよかったです。
その他、雨に濡れたローズシナクティフやらプチトリアノン。
(意外としっとりして綺麗✨)
猫やらウサギやらとともに。
ついでなので、去年のバラ写真も少し載せてみます。
去年の方が綺麗に咲いていたような…。
おかしいな。管理が・・・
写真だけでは何なので、少しだけ文章も。
写真見て満足した方はもちろん読まなくても構わないです。笑
バラを育て始めたきっかけ
そもそものきっかけは、引っ越した家の周りに花壇とも言えないぐらいの小さなスペースがあって。
しばらく放置していたら、最初に植えられていたローズマリーが大変なことになっていたからでした。
これはいかん、と思って全部引っこ抜いたら、今度はかなり寂しくなってしまって。
花でも植えたらキレイになるかなー、と思いまして。
どうせなら自分の好きな花で埋め尽くしてみよう!と思い立ち、ほとんど何も考えずにバラを育てることに挑戦し始めたのが最初です。
幸い、電車で30分ぐらいのところに大きなバラ園があるので、そこに行けばよりどりみどりのバラが手に入るし、育て方講座もやっていたり、相談もできるというありがたい環境でもあったので。(結局相談したことはないのですが)
そしてバラ以外の花も育て始めたのですが、こちらも近所に結構大きな園芸店があって、そこで沢山の花を選べて楽しい、というのがありました。
バラ育ての効能 その1 元気になる
バラの世話は結構大変で、手がかかります。
放っとくと病気になったり、虫に食い荒らされたり、雨に濡れても病気になるし、台風の時は鉢が倒れる心配があったりと、あんまり休む暇がありません。
病気にならないための予防措置、そして毎日の虫退治、花が咲き終わったら花がら切り、次の咲く花のことを考えて枝を切り揃えたり、
冬は冬で、土の植え替えだったり何やかんやと、育て始めの頃はほぼ毎日外に出て作業をしていました。
(といっても家の周りですが)
そして、真夏でもひたすら毎日外に出て陽を浴びていたせいなのか何なのか…
気がついた頃にはやたらと、元気になっていました。
それまでは本当に鬱状態がひどく、体力もなく、ちょっと外に出たら疲れて…という典型的な虚弱体質な人間だったのですが。
バラを育て始めてから、色々なストレスを跳ね返せるようになったというか何というか。
これは思ってもみない効果?で、自分でも驚いていたのですが、
後でこんな本を見つけました。
まだ読んでないんですが。笑(新聞で見かけただけ)
世界的ガーデンデザイナーを夫に持つ精神科医が、土いじりの精神的な効能を書いている本のようです。(世界的ガーデンデザイナーってすごい)
「人はなぜ土に触れると癒されるのか」ということがしっかりと検証されて書かれているようで、米国ではベストセラーらしく。
ちらっと紹介を見てるだけで楽しそう。
が、高いのと厚いのでまだ読んでないんですが。笑
いずれ読もうと思いつつ。
読んだらレビュー書きます。たぶん。(嘘かも)
自分としては単純に、黙々と花の世話に没頭しているのが楽しかったという感覚です。
一人でじっと土いじりをしていると、頭が空っぽになってスッキリするんですね。
今も花の世話はいい気分転換になっています。
バラ育ての効能その2 心に効く
効能とか効果とか言うのはアレなんですが。笑
難しいことは分からないので上記の本を読んで頂くとして。
あくまで自分の経験からの話ですが。
バラの花が咲くと、心がすごくじわーっと温かくなるのを感じます。
他の花が咲いてももちろん嬉しいのですが、バラは何か格別というか。
心が震えるような感動があるんですね。不思議です。
手をかけたからとか(バラの世話は大変)、
見た目がすごく綺麗とか、表面的な理由ももちろんあるとは思うのですが、
それだけではない、何か心に訴えるような、染み入るような、響く感覚があります。
自然と涙が出そうな感じになるんです。
たぶんこれが好きで、バラにハマる人は多いのではないかと思います。
バラを育てるのにハマった人を「ロザリアン」と呼ぶそうですよ。
名称がカッコいいですよねw
私はまだそこまではいけてないなぁ、と思いながら、ぼちぼち育てています。
バラ育ての効能その3 ご近所さんに褒められる
これも意外なオマケというか。
自分が好きで花を植えまくっていたら、
玄関先で作業している時などに、通りがかりのマダムや、時にはおじいちゃんなんかに「綺麗ですね」と声をかけて頂けることがあります。
それだけ見られてるんだ、と思うと最初は少し怖かったのですが、
毎日道を通る人なんかは楽しみにしてくれている方もいるみたいで、
冬のクリスマス仕様に植え替えた時にはセンスを褒めて頂けたりしました。
自分は直接は知らないのですが、母の話では楽しみにしているご近所さんがいるとかいないとか、という話を聞いたりして、嬉しく思ったりしています。
私はかなり派手にデコレーションしたいタイプなので、限りなく自己満足なのですが。
派手好きなので、花がいっぱいあると単純に綺麗で嬉しい。
どうせなら派手に盛りたい。という自分の願望。
なんですが、こんなところで褒めてもらえる機会があったというのには少し驚いています。
そして、ご近所でも綺麗に花を育てている先輩マダムというのはいらっしゃるもので、そういう方に時々アドバイスをもらったりすることもあります。
そんなところから人との交流というのもあるのだなぁと思いながら、励みにはなりつつも、気負わないようににやっています。
というか、最近はさぼりがちで、ちょっと興味が薄れてきてどうしようって感じもありますが。笑
何よりもまずは、自分の目が楽しいのがいちばんの効能ではあります。
バラのハートへの効果
あまりこういうことを語るのはロマンがないかなぁと思いつつも。
数年前に何かのニュースで、バラの花自体に心を癒す効果をもつ成分がある、ということが科学的に発見されたそうです。
(花びらだったのか葉だったのか、というのはちょっと覚えてません)
私は自分用のセラピーの一つとして、フラワーエッセンスというものを使うのですが、この中でもバラの花のエッセンスというのはほぼ全てがハートに作用する働きをもちます。
なのでこのニュースを見たときは
「リアルフラワーエッセンスじゃん!」と興奮しましたが、
実際にバラを育てるようになって、たぶんそういうのはあるんだろう、というのはなんとなく実感しました。自分の体感で。
バラの花というのは象徴として、血とか血液、心臓を表すこともあるそうです。
西洋の時代の中では、古来は血を使う儀式をだんだんとバラの花で代用するようになっていったとか。
そんな伝承も聞いたことがあります。
日本では元々ある花ではないので、あまり馴染みはないと思いますが、西洋人にとってはとても大事で身近な存在のようです。
日本ではかなり育てにくいバラなのですが(気候的なところで)、
西洋ではほっといても育つぐらい丈夫で育てやすいという認識らしいです。
日本でいう紫陽花とかツツジみたいな感じなんでしょうかね。
羨ましい。
西洋は梅雨がなく、湿気が少ないので育てやすいらしいです。
というわけで高温多湿の日本はバラに向かない、らしいのですが、
近年は日本の気候に合うバラの品種というのが多数開発されているらしく、
(病気になりにくいので格段に育てやすいのです)
そういうバラ農家(?)さんの心意気なんかにも、感動したりしつつ。
ついつい新しいバラを買い過ぎてしまわないよう、気をつけています。
そんなわけで。
バラの写真と、バラについて語ってみました。
最後はついでに、梅雨らしく紫陽花の花です。
例によって近所の公園から。
ここまで読んでくださり、どうもありがとうございました。